音楽
学生時代、私は理系学部に在籍し実験の合間を縫っては喫煙所に行き缶コーヒーと共に束の間のイニシエーションを満喫していました。その時間こそ音楽を聴きながら夢想する間でした。
友達も多く、いつも笑い、ギャグを言い合っている自分と一人でいる時間を好む自分と二人の人間が内在しその区別なく表層に出ては沈みを日々繰り返していました。
一人でいる時は音楽を聞き、
オープンカーに乗り、海岸線を走る。
木漏れ日の中を風を感じながらドライブする。
都会の夜景の一部となって眩いモノリス群の中を駆ける。
そんな漠然とした夢、情景を思い浮かべながらシチュエーション毎に合致する音楽を聴いていました。
前置きは長くなりましたが一人でいるときにタバコを吸いながら音楽を聞く、そんな時にいつも聴いていたのが Nujabes です。
きっかけは大分昔になりますが、皆様はサムライチャンプルーというアニメをご存知でしょうか?
江戸時代を舞台にヒップホップと江戸文化という異色のコラボレーションが面白いアニメです。このアニメのサウンドを手掛けていたのがnujabesでした。
オープニングを聴いた時、中学生時分であった私は衝撃を受けた事を覚えています。
その当時は浜崎あゆみやモーニング娘等が流行っており、斜に構えた私はトランス等のエレクトリックミュージックを好んでいました。
今でこそlo-fi hiphopとしての地位を確立していますがその当時は完全に聴いたことのないジャンルでありましたが何故だかスッと頭に入ってきました。
nujabesの楽曲は何より心地良いという一点に尽きると思います。
長い前置きで曲紹介という甲斐もない内容でしたがおすすめの楽曲を数曲紹介し締めたいと思います。